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2002年12月19日

272回定例県議会
金田峰生県議が議案反対討論

 19日、兵庫県議会本会議で金田峰生議員は議案反対討論を行いました。
 2001年度決算について金田議員は、「福祉を削り生活活力を奪う行革と生活者の視点をもたず、不要不急の大型開発事業推進で財政破綻をもたらした」と指摘、投資的経費を削減すれば、老人医療も乳幼児医療も拡充できること、「行革」の名で22億円分の教職員を削減し、30人以下学級実現を阻んでいるなど具体的事例も挙げて、「県民生活、経済、財政の3つの危機をかえって深め、外形標準課税など負担を県民に転嫁するのは認められない」と厳しく断じました。
 また、「県民の参画と協働」条例案について、当初骨子案が突如書き換えられるなど、作成段階から県民の参画を保障しない案は参画の名を呈する資格はないと批判、情報公開など県民の基本的権利も明記されていないことから、「一から県民的議論を行え」と要求しました。
 さらに県が、中高一貫教育を実施する学校を設置しようとしていることに対して、小学校の段階で「エリートとそうでない子ども」をふるいにかけようとするもので、受験競争の低年齢化をもたらすと警告。希望するすべての子どもに高校教育を保障することこそ県民の要求だと迫りました。

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