臨時県議会でいそみ県議が反対討論
一般会計補正予算案の問題点を指摘
通常国会が召集された20日、同じ日に兵庫県は一日だけの臨時県議会を開催、2002年度予算を総額636億円増額補正すると提案しました。 国の補正予算案が、大量の失業者を生み出す不良債権処理の加速と公共事業のバラマキが中心であるため他の都道府県は慎重な態度をとっています。即日臨時議会を招集して国に追随したのは兵庫県だけです。 いそみ恵子県議は、日本共産党県議団を代表して一般会計補正予算案に反対討論を行いました。 いそみ議員は、震災と消費不況で県民や中小企業の深刻な事態のもとで同議員団が要求してきた中小企業への借り換え融資制度の創設をはじめ、緊急雇用創出事業や県営住宅の整備、学校教育施設の改修、特養施設の増設など一定の努力がなされていることを評価しました。 その上で、公共事業のなかに、「あわじ石の寝屋緑地」用地11億円で土地開発公社から買い戻すなど、景気浮揚につながらない事業をはじめ、香住東漁港ルネッサンス事業や広域基幹林道千町・段ケ峰線など不要・不急の事業に多額の借金を予定していることを指摘し、県営住宅や教育施設の改修、中小企業支援をさらに強化すべきと主張、補正予算案に反対しました。 一方、他の会派は、無批判にすべて賛成しました。 |