このサイトは旧サイトです。最新情報などはこちらをご覧ください。
メニューをスキップする TOPページへ 本会議へ 予算決算特別委員会へ ニュースへ 政策見解へ 県会報告へ リンクへ スケジュールへ
本会議 第307回本会議議案討論 ねりき恵子
2010年12月15日

私は、日本共産党県会議員団を代表して、議案第88号、第97号、第98号、第100号、第101号、第103号ないし第105号に反対し、以下その主な理由を述べます。

国補正予算にもとづく県補正予算について

 まず、議案第88号、平成22年度兵庫県一般会計補正予算についてです。
 これは、国の補正予算にもとづくものですが、深刻な不況が続くなか、家計を直接支援し、内需を拡大することが求められているのに、政府の「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」の補正予算は、大企業の海外大型買収への支援など新成長戦略を前倒し実施するなど、新たな大企業支援策が盛り込まれ一方で、国民生活には不十分なものとなっています。
今回の県の補正予算は、「経営円滑化貸付」の融資目標額の引き上げや、児童虐待防止対策の強化、ワクチン接種緊急補助事業、妊婦健康診査費補助事業の延長、定額30万円の耐震改修補助上乗せ、私立学校の耐震化など、これまでも私たち日本共産党県議員団が対策を求めてきたものが含まれており、その大部分に賛成をするものです。
 しかし、国直轄事業のなかに六甲山グリーンベルト事業が含まれており賛成できません。六甲山グリーンベルト事業は、砂防事業と称して民間の乱開発防止をするためと、六甲山斜面1600ヘクタールを国と県で買い取る事業で、県負担は全体で370億円にもなります。保安林などの規制強化などで対策ははかれるもので、多額の税金投入をして買い取る必要はありません。
 また、国直轄事業負担金については、国でも制度廃止に向けたワーキングチームで検討が行なわれていますが、私たちは予算組み換えで削除提案もしており、従来より地元負担させるべきではないとの立場から賛同できません。

東播磨南北道路の契約議案に反対

 議案第97号、主要地方道加古川小野線東播磨南北道路水足南山(みずあし・みなみやま)高架橋上部工事請負契約締結の件、第98号、主要地方道加古川小野線東播磨南北道路水足工業団地高架橋上部工事請負契約締結の件についてです。
 今回の工事費は、水足南山高架橋上部工事が13億6500万円、水足工業団地高架橋上部工事が6億1582万5000円と高額で、総事業費は6キロメートルで660億円もかかる大規模工事です。
 南北交通の必要性はありますが、1キロ110億円も費やす高規格道路でなく、費用面も生活利便性からも一般道形式で行なうべきであり、賛成できません。

 議案第100号ひょうご環境体験館、第101号姫路港網干沖小型船舶係留施設、第103号兵庫県立有馬富士公園・兵庫県立一庫公園、第104号兵庫県立文化体育館、第105号兵庫県立円山川公苑の指定管理者の指定の件についてです。
 いずれの施設も、利用料金制があり、県立施設でありながら利用料金の決定について議会のチェックなしに指定管理者で決定できるもので認められません。


前のページへ戻る このページの上へ
Copyright(c)2001-2018 日本共産党兵庫県会議員団