議会報告
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兵庫県議会で12日、日本共産党のねりき恵子県会議員が、一般質問にたちました。
ねりき議員は、今年の豪雨・台風による高潮被害と防災、河川整備について、潮芦屋の護岸高測量の誤りを示し、県の責任を追及。被害者への謝罪と補償、住民要望ふまえた防潮対策と全県の堤防高測量と防災対策を求めました。溢水被害が出た宝塚市大堀川の早急な改修など、公共事業を防災・減災事業中心に転換し、河川整備を早急に進めるよう求めました。
ねりき議員は、兵庫県が待機児童増加数ワースト1であり、県の対策の中心が、既存施設の定員拡大とともに職員配置や設置基準が大幅に緩和されている「企業主導型」保育であること、「企業主導型」保育の監査は、パソナに業務委託されており、保育の質確保が懸念されていることなどを批判。「認可保育園増設と、公定価格引き上げによる保育士処遇改善が必要」と指摘し、待機児童解消を求めました。井戸敏三知事は「認可施設だけでは対応できない。企業型で運用上課題があるならしっかり指導したい」と答えました。
県地域医療構想による三田市民病院と神戸市北区の済生会兵庫県病院の統合問題について、「市内から公的病院が無くなる」との住民の声を紹介し、県の姿勢をただしました。井戸知事は「地域ニーズにもとづき適切な医療が提供できるものと考える」と統合計画を否定しませんでした。
他に少人数学級の拡充、国保料引き下げ、旧優生保護法の強制不妊手術よる人権救済をただしました。