政策・見解・議員団活動
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議長におかれましては、県政の推進にご尽力をいただいていることに感謝申し上げます。
コロナ禍のもとで、県民の暮らしは深刻です。
2020年の実質GDPは19年に比べ4・6%のマイナスで、世界を震撼させたリーマン・ショック翌年の09年以来11年ぶりの悪化となり、減少幅も09年に次ぐ戦後2番目の規模となっています。
今年に入っても、1-3月期は、前期比マイナス1.3%となり、6-7月期は、若干持ち直したものの、低迷状態は続いています。
そうしたもとで、家計の所得、給与水準は、1997年頃のピーク時に比べて、約15%程度の減となっており、国の社会保障切り捨てや非正規雇用の拡大、県行革のもとで福祉・医療が削られ、重い保険料の負担増等で、庶民感覚に照らせば、家計収入は、2割以上の減というのが実感です。
2019年10月の消費税の増税、そして、2020年からの新型コロナ感染拡大による経済悪化により、県民の暮らしは、いっそうおいつめられています。
日本共産党県会議員団は、かねてより議員報酬3割削減を主張してきました。
現在、議員報酬については、条例本則で約5%、附則で約5%、合わせて約10%の削減が行われていますが、県民の置かれている実態を鑑みても、十分とはいえません。
コロナ禍で県民生活が大変になる中、県民の感覚からも「高すぎる」とされる議員報酬を削減し、県民の暮らし優先の施策を充実させるために、以下のことを求めます。
記
議員報酬月額の2割削減を行い、議長・副議長の役員加算額についても減額すること。
以上
兵庫県議会議長 藤本 百男 様