政策・見解・議員団活動

  • 2021年01月08日
    申し入れ

    新型コロナウイルス感染症対策に関わる緊急申し入れ(第10次)

    新型コロナウイルス感染症対策について、昼夜分かたず、対応されていることに心から敬意を表します。

    新型コロナウイルス感染拡大がとまらず、11月以降、医療機関20カ所、福祉施設26カ所など県内78カ所(12月30日付神戸新聞報道)のクラスターが発生するなか、非コロナ対応の病院や介護施設で、コロナ対応病院に転院・入院が認められず、自院や施設で感染患者に対応せざるを得ない深刻な状況にあります。コロナ病床もひっ迫状況にあると言わざるを得ません。

    また軽症あるいは、無症状の感染者が自宅待機を余儀なくされ、ホテル等宿泊療養施設にすぐには入所できない状況もあります。ひっ迫状況にある医療機関への支援と病床等の拡充、介護施設等への対応の強化が必要です。

    同時に、医療・介護現場の負担を軽減し、県民の命を守るために、いま行うべき最大の対策は、無症状感染者を保護・隔離する感染拡大抑止のための積極的検査への転換です。そのために、以下のことを緊急に申し入れます。

    ①無症状感染者を早期に保護・隔離するために、医療機関、介護施設等の入院・入所・利用者と職員全員に頻回のPCR等検査を実施し感染拡大を防ぎ、ハイリスク者の命を守ること。

    ②院内感染が起きている医療機関への財政支援の抜本的強化、緊急包括交付金の積極的活用を確実に行うこと。また介護施設等への財政支援を強化すること。

    ③県として新型コロナ感染症拡大防止専門チームを構成・増強し、現場支援を行うこと。

    ④重症者や重症化が見込まれる患者等がコロナ対応病院に転院できるよう、さらに対策を講じること。

    ⑤院内感染を起こしている非コロナ病院、介護施設等への感染患者の留め置きを改善すること。コロナ対応病床を拡充すること。

    ⑥無症状感染者、軽症者を保護・隔離する宿泊療養施設の入所受け入れ体制を強化し、すぐに入所できるようにするとともに、宿泊療養施設数を拡充すること。

    以上

    兵庫県知事   井戸 敏三 様

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