議会報告
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○庄本えつ子委員 日本共産党県会議員団、尼崎市選出の庄本えつ子である。
2019年度予算委員会で質問した尼崎南警察署西分庁舎について伺う。
南警察署新築建替工事に伴い、西分庁舎が廃止されることに、地元の方は困る、不安だ、何らかの形で残してもらえないかと、今でも思っている。
2019年度予算委員会で、西分庁舎は、廃止ではなく残してほしい。それが無理なら、せめて交番設置をとの地元の要望を酌み取ってほしいという私の質問に、当時の石井警務部長が、地元の住民の方にとっては、長年あった施設がなくなることで、いろいろな意見、不安もあると思う。どういった安全・安心の確保の方策について、治安情勢などを踏まえ、しっかりと検討する。
交番については、要否について、人口、犯罪、事故の発生状況、隣接交番との距離などを踏まえ、総合的に検討、西分庁舎跡地についても検討すると答えた。
現在の検討はどのような状況になっているのか、具体的に教えていただきたい。
○警務部長(丸山彰久) 尼崎南警察署については、令和3年度末頃と見込んでいる新庁舎完成に合わせて、業務運営上不合理・非効率な面を解消するため、全署員を新庁舎に配置し、尼崎南警察署の仮庁舎として使用している西分庁舎については廃止することとしている。
西分庁舎廃止後の周辺地域の治安対策については、現在、県警において検討している交番・駐在所の再編整備を進めていく中で、西分庁舎跡地における交番設置の要否を含めた検討も行っていくこととしている。
地元住民の方々不安については十分に理解しており、住民の皆様方の声に耳を傾けつつ、必要な対策を講じることにより、地域住民の方々の安全・安心の確保に努めてまいりたい。
○庄本えつ子委員 検討を進めているということで、南警察署の新築建替は着々と進められており、西分庁舎が、今おっしゃったように、南警察署の業務を行う仮庁舎として活用されている。
2号線と同位線の角地敷地にパトカーに並んでいるが、それを見ると、私もとても安心感を覚える。また、ある地元の方は、この風景でなくてはと言っている。もともとの西警察は、尼崎センタープールモーターボート競技場の関係で、地元の治安対策として設置された歴史がある。
これらの歴史的な意義、そして住民の体感治安についてもしっかりと認識していただきたい。尼崎市に聞けば、跡地には西消防署を移転するとのことである。
しかし、前敷地を使うわけではないので、交番など、県警の施設を維持するという要望があれば、それに対応する用意はあるとのことである。ぜひこういうことも含めて、交番など、設置していただきたいと強く思うが、もう一度お願いする。
○警務部長(丸山彰久) 交番の設置については、先ほど申し上げたとおり、県警全体として、交番あるいは駐在所の再編に関して検討を行っており、地元の方々の意向も十分に認識しながら検討を更に進めてまいりたい。
○地域部長(桑野真一) 先ほども答弁したとおり、現在、県下においては、交番・駐在所を含めて701ヵ所の施設がある。配置する人員にも限りがあることから、どうしても分散配置をせざるを得ない状況にもある。
いずれにしても、現在、警察署の再編整備が進められているが、これが終わると、当然、交番・駐在所の再編にかかってこようと思うが、その際には、尼崎周辺の交番との兼ね合いで、治安状況を見極めて、西庁舎跡への交番の移転等も含めて、これは全体として考えてまいりたい。
○庄本えつ子委員 住民の安心・安全のために、尼崎市ともしっかりと協議をしていただき、しつこいが、交番などの設置を強く要望して、この質問を終わる。
ありがとうございました。