サイト内検索
メニューをスキップする TOPページへ 本会議へ 予算決算特別委員会へ ニュースへ 政策見解へ 県会報告へ リンクへ スケジュールへ
2017年度 予算特別委員会 病院局 入江次郎
2017年3月8日

製鉄記念広畑病院、県立循環器センターの統合で、医療資源の低下を招くな

■入江次郎■ 日本共産党の入江である。
 製鉄記念広畑病院と県立循環器病センターの統合再編問題について伺う。
 先ほどもあったが、市議会の議決の中でも、製鉄記念広畑病院跡の医療機能確保が入った。
 県の基本計画案の中では、製鉄記念広畑病院が担ってきた姫路市南西部地域の医療提供の確保を図っていくと書いている。製鉄記念広畑病院が担ってきた医療の確保と、こうあるわけである。製鉄記念広畑病院が担ってきた医療機能というのは、17の外来と390床程度のベッド、3次救急も担ってきた。住民の方からは、製鉄記念広畑病院が担ってきた医療機能を確保するというのであれば、このまま残るのではないかという見方をされる方もいる。
 何が聞きたいかというと、現在、医療機関と交渉されていると伺っている。どの病院と交渉しているなどを聞く気はない。県が基本計画案の中で主体的に製鉄記念広畑病院が担ってきた医療機能を確保すると言っているのであれば、具体的にどのような規模や医療機能を確保するかということは、交渉とは別に、住民に示すべきだと思う。その上で住民の理解を得るというのが、筋だと思う。
 住民説明会で説明していただいたときにも、女性の方が障害を持っていて製鉄記念広畑病院の外来に通っており、製鉄記念広畑病院がなくなったら困るという声を聞かれたと思う。今も、1日500人ぐらいの患者が外来に通われている。この病院がなくなると本当に困るという地域の方がおられるので、まず県がどのような医療機能を確保するかということを、まず住民に示すべきだと思うが、どうか。

■病院局企画課長(小田博則)■ 委員ご指摘の南西部地域の後医療の関係で、規模や機能についての質問があった。基本的に現状の製鉄記念広畑病院の機能はそのまま新病院に移すことになり、3次救急といったものは、当然のことながら新病院で対応することになる。
 基本計画で製鉄記念広畑病院が担ってきた機能について引き続きということを書いているが、基本的には地域医療という意味合いで書いており、地域の方々の医療に対応できるような形で進めていく。
 規模や機能について示すべきということであるが、自らが行うのであれば、そういうことが言えるが、後医療機関を誘致していく立場であり、今のうちに決めてしまうと、範囲が狭くなってしまい、医療機関が来ないということになってしまうので、その辺については、今の製鉄記念広畑病院の施設が活用できる、ある一定規模以上の病院ということになると思う。
 地域の方々が安心して掛かれるような形ということになるので、簡単な救急については対応していただけるような病院を希望しているところではあるが、現時点でお示しできないという状況である。

■入江次郎■ 3次救急まで残してほしいと言っているのではない。地域医療とはどういうものなのかということを住民の方は心配している。17の外来があり、その外来の多くが新県立病院に行ってしまうのではないかという心配を持たれているので、もう少し、どのような医療機能を確保するのかということを、具体的にご答弁いただきたい。

■病院局企画課長(小田博則)■ 先ほども答弁したとおり、現時点で規模や機能について、はっきり言うことは非常に難しいという状況にある。
 新病院の機能も、両病院がタッグを組みながら、どういった機能を担っていくのかということも含めて、議論している状況である。
 そういうこともあり、機能等については、現在のところはっきりしたことは言えないという状況にある。

■入江次郎■ 基本計画案にあるとおり、南西部で製鉄記念広畑病院が担ってきた医療機能をしっかり確保していただきたいと、そのことを要望しておく。
 次に、県立尼崎総合医療センターは、新しく立派な病院ができた。新しい病院として、365日24時間救急患者を受け入れている。ただ、新県立病院の改革ガイドラインで、入院日数を短縮化し、大量に受け入れて大量に地域に患者を出していくという体制をとられている。
 退院支援体制をとっているが、その退院支援体制の中で、入院後3日以内に、この患者は退院後どこに誘導していくかという、退院先が既に決まっている。ただ、その後の退院の体制が整っていないと感じており、住民からもそういう声を聞く。
 尼崎総合医療センターは、この姫路の新県立病院と同類、同規模の病院だと思うが、尼崎総合医療センターの退院支援体制から見える現状と課題はどのようなものがあるか、聞かせていただきたい。

■病院局企画課長(小田博則)■ 県立尼崎総合医療センターの退院支援体制から見た現状と課題であるが、委員ご指摘の尼崎総合医療センターでは、阪神地域の高度急性期医療を担う拠点病院として、その役割を果たしてきている。他の医療機関との間で診療機能に応じた役割分担、また医療連携を行う必要があると考えている。
 そのため、昨年4月から、旧尼崎病院跡地に開院した尼崎だいもつ病院を初めとした阪神地域内の18の医療機関との間で後方連携会議を定期的に開催しており、退院患者の円滑な受け入れにつなげることができていると考えている。
 姫路の統合再編新病院においても、尼崎総合医療センターの経験を踏まえ、今後、開院までの5年間において、地域の医療機関や介護施設等と連携強化を図り、患者が少しでも早く退院し、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活ができるような、地域包括ケアシステムの構築を図っていきたいと考えている。

■入江次郎■ この質問をするに当たって、ヒアリングを行った。そうすると、退院支援体制で、入口と出口に違いがあるという声を聞いたので、その要因として、地域での受け入れ態勢が整っていないのではないかという不安があった。姫路の新県立病院も同類・同規模と聞いているので、地域包括システムとの連携をしっかりと行っていただきたいとお願いする。
 次に、新県立病院の予定地での渋滞対策が心配されている。新県立病院の予定地のすぐ隣に、新文化センターが建設されるという計画になっている。地域の皆さんからは、交通渋滞が心配だという声を聞く。新文化センターは駐車場が400台ぐらいの規模だと聞いている。姫路市は渋滞のシミュレーションを行っているが、駐車場の台数が400台ということをもって、1時間当たり400台、最大の交通量が400台ということでシミュレーションしているが、新文化センターの座席数というのは3,000席である。隣には巨大な新県立病院ができる。救急車はサイレンを鳴らせば、渋滞中でも車は道を譲ってくれるが、ウオークインで、自家用車で来たときにはそうはいかないという声も住民の中から挙がっている。
 姫路市はこのシミュレーションで大丈夫だと言っているが、改めてこの交通渋滞の対策について、姫路市任せにするのではなく、県でもしっかり意識を持っていただき、姫路市にも再度検討するようお願いしていただきたいが、ご答弁願う。

■病院局企画課長(小田博則)■ 文化ホールと新県立病院という集客施設ができるので、当然のことながら交通量は増えてくる。
 交通渋滞対策としては、新病院開院までの間に周辺道路について複数車線化などの大幅な改良工事を予定している。
 基本的に病院は外来のある平日に一定の交通量がある。一方で、文化コンベンション施設については、土日や平日の夕方から夜間にかけて多くの交通量が想定され、両施設の交通量が重なり合う頻度は非常に低いのではないか考えている。
 しかしながら、両施設のピークが重なる事態も想定する必要があるということで、昨年10月に姫路市とともに交通影響調査を協力して行ってきた。それによると、著しい混雑は発生しないという見込みであるとの調査結果が出ているところであるが、新病院の基本設計、実施設計の中で、例えば病院への車の入り口、また敷地内の動線等についてできるだけの対策を図っていきたいと思う。また、姫路市と協力して対策を講じていきたいと思う。

■入江次郎■ 渋滞対策、再度しっかり姫路市と協議していただきたいと思う。
 最後に、住民説明会についてであるが、この住民説明会をしっかりしてほしいということも、姫路市議会の決議として上がった。先日のキャスパホールの住民説明会では、たくさん手が挙がったけれども、途中で打ち切っている。当局が言うには会場の都合だということであるが、丁寧な住民説明会というのは、市議会の決議として上がっているにもかかわらず、たくさん手が挙がっているのに打ち切られたということに対して、住民からは決議違反ではないかという声も上がっている。住民説明会の主催者は姫路市だと言われているが、姫路市議会の決議として、丁寧な住民説明会を行うということが入っているわけであるから、今後また住民側、また姫路市側から県に対して説明会をしてほしいという要望があったときには、手が挙がっているのに打ち切るというようなことをするのではなくて、きっちりとした住民説明会をしていただきたいと思う。

■病院局企画課長(小田博則)■ 住民説明会については、先月、製鉄記念広畑病院、姫路市及び県の主催により、広畑市民センター、また姫路キャスパホールで開催し、住民の方からさまざまな意見をいただいたところである。
 また、姫路市では、新病院の候補地であるイベントゾーン、また移転予定である製鉄記念広畑病院の周辺自治会については個別で訪問していただいている。
 ただ、住民説明会の中でも更なる説明を求める声があったということを認識しており、今後、何らかの進展がある場合については、地元姫路市とも相談しながら、丁寧な説明に努めていきたいと考えている。
 なお、先月開催したキャスパホールでの説明会の打ち切りについては、概ね意見が収れんされたこと、また会場の予定時刻も周知された中で、終了予定時刻を過ぎていたということがあり、次の会場予約が入っていたということがあったので、これについてはやむを得ない状況であったと姫路市から伺っている。

■入江次郎■ 意見が収れんしていたと言われるが、たくさん手が挙がっていた。だから、丁寧な説明会を求めたいと思う。
 最後に、公立病院の役割は、災害医療や救命救急医療など、本来、民間では担えない不採算部門をしっかりと担い、民間では限界のある先進医療を住民に提供するということが本来の公立病院の役割だと思っている。そういう意味では、新県立病院が役割を果たす医療機関として、姫路市に建設されることは、我々も大変喜ばしいことだと思っている。
 ただ、姫路市議会の決議にある五つの条件、これは県が責任を持って約束を果たしてほしいということを要望して、私の質問を終わる。
 ありがとうございました。

前のページへ戻る このページの上へ
Copyright(c)2001-2017 日本共産党兵庫県会議員団