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2011年度予算特別委員会提案説明 杉本ちさと
2011年3月11日

2011年度予算組み替え提案

私は、2001年から11年連続となる、日本共産党の予算組み替え案について、提案説明を行います。

「県行革」への悲痛な声にこたえるために

 昨日の毎日新聞で、行革プランの「現場」から≠ニいう特集記事で、定時制高校の廃止問題の記事がありました。
 効率優先の「県行革」が、行き場のない生徒たちの受け皿となっていた定時性高校の廃止をみちびき、在校生や卒業生、保護者らが存続を求め、署名は10万人をのぼっていると書いています。
西武庫公園の存続を求める署名も、短期間に3万近くがあつまりました。
しかし、2011年度県予算は、このような声をうけとめずに、「新行革プラン」を計画どおりすすめようとしています。福祉医療改悪の経過措置がなくなり、7月からお年より、障害者、子どもの医療費助成の対象者が削減されます。さらに「第二次行革プラン」の初年度として、一般事務費10%削減、私立高校や幼稚園への補助削減などが行われます。
また、「選択と集中」で、ダムや高速道路等の大型公共事業も、すすめる姿勢はかわっていません。
日本共産党の予算組み替え提案は、県政の方向、あり方を問う具体的・建設的な提案であると同時に、県民のくらしの痛みがわかり、県民の願いが届く県議会での議論を促進するためのものです。ぜひ積極的な議論をよろしくお願いします。

組み替え案の規模

まず、組み替え案の全体の規模についてです。
一般会計を中心に、不要・不急、見直しが必要な事業、県民にとって問題のある事業を、103項目、合計627億円を減らして、ねん出された一般財源・約122億円、宝くじ益金約5.4億円などを、福祉・医療、教育、中小企業向けの予算などに重点配分するとともに、県債の発行額を抑制し、新たな借金を約311億円減らしました。

県民サービスの回復や充実を

次に、主な内容についてです。
第一に「新行革プラン」や「第二次行革プラン」によって削減された、県民サービスの回復や充実を図るようにしています。
老人医療費助成や重度障害者(児)医療費助成を「新行革」前にもどし、母子父子家庭医療給付事業の削減をやめ、在宅老人介護手当て、重症心身障害児の指導交付金なども回復させています。
「第二次プラン」により削減となっている、県単独の小規模作業所補助や私学経常費補助も増額しています。
また、健康福祉事務所・農業改良普及センターや、バス対策費補助や交番相談員などの予算を回復し、特別支援学校のバス介助員の民間委託をやめるための予算、児童クラブの加算補助復活の予算を増額しています。
これら、「県行革」により削減された、高齢者、障害者、教育分野などの予算を、従前にもどす、あるいは充実して予算をつけています。

「大企業よびこみ」式産業政策からの脱却を

第二に、「大企業よびこみ」式の産業政策から脱却し、中小業者の仕事おこしを行い、地域経済を活性化させるため、パナソニック等への企業立地補助金37億円を削減し、特定財源も活用して、住宅リフォーム助成制度や、わが家の耐震改修促進事業や住宅バリアフリー改修のために予算を増額しています。

くらし・福祉、教育の充実を

 第三に、県民の健康と医療をうける権利を保障するための予算増額です。高すぎる国保料の軽減や、後期高齢者医療制度の負担軽減、深刻な医師不足や二次救急病院などへの支援、看護師養成の奨学金を復活させる内容です。
第四に、子育て、教育への支援を強める組み替えです。
子どもの医療費を中学校卒業まで完全無料にするため、55億円の予算を増額し、35人学級を小学校5・6年に実施する14.7億円の予算、私立学校生徒の授業料軽減のための5.6億円の予算を増額しています。
第五に、地球温暖化対策の促進として、家庭での太陽光発電をすすめるための事業を創設する予算、1億4千万円を組んでいます。

不要不急の公共事業の見直しを

第六に、公共事業や問題のある事業の見直しについてです。
県営の但馬空港や、神戸空港、関西国際空港への補助・出資など9億5千万円、ダム事業41億円、六甲グリーンベルト事業13億円を削減。道路関連や大規模林道などを見直して17億円を削減しています。
また、国直轄の事業については、国が全額負担すべきものであることから、131億円を全額削除しました。
隣保館など不公正な同和行政が残っている事業や、住民基本台帳ネットワーク関連事業、関西広域連合分担金なども減らしました。
また、「県民交流広場事業」は、法人超過課税を財源にしていますが、7.4億円を減額し、こどもの医療費拡充等に充てることとしました。
県会議員の海外視察についても、日程や人数を限定するなど簡素化をはかり、1150万円に半減しました。

以上、予算組み替え案の主な内容についてご説明いたしました。
 いま「民主党政権になっても、政治がよくならない」「くらしが苦しい」という悲痛な声が聞かれます。兵庫県の予算は、このような県民の願いの実現をすることが切実にもとめられています。
委員各位のご賛同を心から期待いたしまして、提案を終わります。

 
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