兵庫県知事 井戸敏三 様
年 月 日 台風被害への公的支援を求める請願
【請願主旨】
台風16号、18号、21号、23号など、一連の台風で、兵庫県の各地に大きな被害が広がりました。
今回の台風による浸水被害(床上・床下)では、広範な被災者が、家屋の被害はもちろん、畳をはじめ家財道具や水まわりなど、基本的な生活基盤の多くを失っています。その被害の実態にあわせて、住宅・生活・営業への公的支援を抜本的に強めることが急務となっています。
しかし、国の被災者生活再建支援法は、全壊(支援金の上限300万円)と大規模半壊(同100万円)のみを対象にし、きびしい所得制限などがあるために、自治体独自の支援が急速に広がっています。福井県の独自の住宅再建への上乗せ支援にはじまり、京都府では国の制度とあわせて全壊600万円、半壊150万円、床上浸水・一部損壊に50万円の公的支援(所得制限なし)を行なうなど、国や法律の枠を乗り越えて、「被災者の要望、被害実態にあわせた支援の拡充」することが当然の流れになっています。
一方、兵庫県では、同じようなひどい被害を受けたにもかかわらず、多くの被災者は京都府の3分の1(全壊・半壊)や半分(床上浸水)の不十分な支援です。
阪神・淡路大震災を経験した兵庫県として、全国に誇ることのできる被災者への手厚い公的支援こそ切実に求められています。
よって、下記事項の請願をいたします。
【請願事項】
- 台風の被災者にたいして、被害実態に見合った公的支援、すくなくとも全壊600万円以上、大規模半壊300万円以上、半壊200万円以上、床上浸水・一部損壊50万円以上を求めます。
- 被災者生活再建支援法の抜本的な改正を国に求めること。
【請願人】
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