2016年度兵庫県予算案の組み替えについて
県民のいのち・くらし守り、充実する
兵庫県予算の実現のために
チェックとともに、具体的・建設的な提案活動として
〜16年連続となる日本共産党の予算組み替え
消費税を引き上げながら、社会保障の改悪をすすめている安倍政権のもと、「保育所に入れない」「生活が大変」などの声に答えて、県民のいのちとくらしを守る兵庫県政が切実に求められています。
日本共産党兵庫県会議員団は、兵庫県の福祉・くらし・教育を削減する「行革プラン」の立場でなく、県民の立場にたった県政を実現するため、県政を批判的にチェックすると同時に、具体的な提案型の活動として、今年で16回目となる予算組替えを行いました。
予算組み替えのフレーム
無駄・過大・不急等の事業、95項目・400億円(一般会計・特別会計・企業会計の1.2%)を減らし、そこから生み出された一般財源88億円を、県民の要求の強い、くらし、福祉、教育などの分野に振り向けています。
また、特定財源である、宝くじ益金や地域振興基金から約4.3億円を、民間住宅や保育所の耐震化、バリアフリー、住宅リフォーム助成や、住宅用太陽光発電設備設置補助などに充当しています。
さらに、一般会計と2つの特別会計、病院事業会計で、あわせて借金(県債発行)217億円を減らし、財政の健全化を図っています。
予算組み替えの主な内容
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県民のくらし応援の予算を充実させる
子育て、医療、教育への支援を強める
- こどもの医療費を、高校卒業まで、一部負担と所得制限をなくし、通院・入院とも無料化 (6,782,000千円)
- 35人学級を小学校5年生で実施 (596,000千円)
- 保育士の処遇改善の予算増 (183,190千円)
- 難病医療費の非課税者の無料継続 (43,000千円)
「県行革」影響の回復
- 「第三次行革プラン」前にもどす
老人医療費助成 (92,000千円)
ひとり親家庭医療費助成 (58,000千円)
老人クラブ活動強化事業費補助の単価をもとにもどす (14,000千円)
私立高校生徒の授業料軽減(県単分の削減中止) (98,000千円)
若者しごと倶楽部サテライト(尼崎)復活 (7,802千円)
シカ有害捕獲予算の増額 (45,982千円)
- 重度障害者(児)医療費助成(世帯合算をやめる) (100,000千円)
- 看護師学生就学資金貸付金の復活 (21,552千円)
地域経済の振興、防災・減災対策、再生エネルギーすすめる
- 中小企業における正社員転換支援 (200,000千円)
- 中小企業振興条例の先進地域の調査 (1,000千円)
- 「働く若者のハンドブック」(冊子)の発行 (2,000千円)
- 民間住宅の耐震化の促進 (151,083千円)
- 保育所緊急耐震化促進事業(25,000千円)
- 住宅用太陽光発電設備設置補助の復活と拡充 (100,000千円)
- 民間住宅リフォーム、バリアフリー事業の拡充 (159,408千円)
不要・不急の事業の見直し、県民合意のない事業を見直す
- 産業立地補助を削減 (△1,751,766千円)
- 不要・不急の公共事業等の削減
- 神戸空港、但馬空港など空港関連 (△1,136,166千円)
- 無駄、環境破壊のダム事業 (△1,143,000千円)
- 道路関連の事業 (△9,575,729千円)
- 大規模林道や農道 (△357,450千円)
- 国が負担すべき国直轄の公共事業等 (△9,527,972千円)
- 問題のある事業や県民合意のない事業など
- TPPに備えた農地集積や大規模化等 (△583,317千円)
- 県立こども病院の人工島(ポートアイランド2期)移転 (△298,110千円)
- 関西広域連合の分担金 (△264,858千円)
- 「行革」推進、特区等 (△2,973千円)
- 警察の報償費の削減 (△45,000千円)
- 不公正な同和行政が残っている事業を削除 (△429,195千円)
- マイナンバーや住民基本台帳ネットワーク関連 (△748,827千円)
- 議員の海外渡航費の見直し
- 友好都市訪問の公式行事のみとし、人数も限定するなど簡素化する (△6,300千円)
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