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2004年度兵庫県予算組み替え 参考資料
税金の使い方をあらため
県民のくらし、福祉、教育優先の予算へ
04年兵庫県予算案について
「三位一体改革」と県「行財政改革後期5か年の取組み」、ともに「改革」の名前がつきますが、「改革」の名に値しない、国民や県民いじめです。
借金を重ねてつづけた無駄な公共事業は温存し、広大な「塩づけ土地」(3000ヘクタール)の対策など、そのツケは県民の貴重な税金で穴埋め。
小泉内閣も井戸県政も、「無駄な公共事業やめよ」の県民の期待に応えず、県民の福祉医療などに大ナタを振るっています。
日本共産党の予算組み替えの規模と内容
国と地方自治体は大変な借金財政で、厳しさはあります。しかし、公共事業優先の県政を転換し、税金の使い道をあらためれば、福祉を元にもどしながら、県民要求にこたえた予算編成は可能です。
日本共産党は、このような立場から、2004年度の兵庫県予算案に対し、以下の6つの柱にもとづいて組み替えることを提案します。
その規模は、これまでと同様に一般会計予算案を中心にしつつ、無駄・不急の事業を約1,031億円(3会計合計)減らし、そこから生み出した一般財源約81億円と宝くじ益金の約19億円等、約104億円を、県民の要求の強い、くらし、福祉、教育などの分野にまわしています。
また、借金(県債発行)を約560億円減らし、財政の健全化を図っています。
予算組み替えの主な内容
- 「県行革」で切り捨てられた福祉をもとに戻し、拡充する
- 切り捨てられた福祉医療を元に戻す
- 入院給食費補助を昨年度並みに回復させる (231,337千円)
- 老人医療費助成を改悪前の受給率70%に戻す (1,447,000千円)
- 乳幼児医療費通院1割負担を無料にし「完全無料化」 (2,114,000千円)
- 特養ホーム、保育所等の職員処遇改善費を復活 (677,525千円)
- 人生いきいき80年住宅改造助成を昨年並みに回復させる (39,584千円)
- 重度心身障害者介護手当ての昨年並み回復 (39,060千円)
- 在宅老人介護手当てを昨年並みに (38,630千円)
- 福祉・医療の充実を図る
- 障害者医療費助成の充実 (1,186,110千円)
(身体の内部3級と精神1・2級を医療費助成の対象に)
- 小児救急輪番体制への支援の充実 (3,000千円)
- 災害復興公営住宅の被災高齢者見守り体制の充実 (84,840千円)
- 少子化対策の強化、認可(公立)保育所の増設 (50,000千円)
- 国保料の減免のため市町への支援 (212,587千円)
- 介護保険料等の減免制度のための準備 (1,000千円)
- 県民の安心・安全、県民本位の県政を
- 鳥インフルエンザ対策の強化 (15,000千円)
- 私立学校の施設の耐震化支援・促進 (1,000,000千円)
- 無料の簡易耐震診断制度 (10,000千円)
- 耐震改修の補助の拡充 (375,000千円)
- 市町合併関連予算を削除 (△432,521千円)
- 「小さくても輝く自治体」を支援 (500,000千円)
- 不況からの打開、雇用の拡大と地域経済の活性化
- 青年むけの緊急の公的雇用制度を創設 (120,000千円)
- 民間住宅リフォーム助成制度の創設 (500,000千円)
- 不安定雇用をひろげる兵庫型ワークシェアリングを削除 (△11,714千円)
- 少人数学級の拡大など教育の充実をはかる
- 35人学級を小学校2年生まで拡大 (1,683,400千円)
- 県民合意のない「高校教育改革」の見直し (△2,970千円)
- 県立高校、厚生専門学院、総合衛生学院などの授業料値上げ中止(109,068千円)
- 環境を守るための施策を充実する。
- イヌワシ、クマタカなど希少動植物の保護と保全の充実 (5,000千円)
- 公共事業予算の見直し、県民合意なき事業を見直す
- 不要・不急の公共事業の削減
- 神戸空港、関空2期など空港関連 (△1,604,278千円)
- 武庫川ダムや5つの生活貯水池ダムなど (△1,882,000千円)
- その他の道路、林道、河川、砂防、港湾事業など (△46,043,138千円)
- 国が負担すべき国直轄の公共事業 (△27,879,799千円)
- その他、県民合意のない事業などの削減
- 同和関連予算 (△691,834千円)
- 警察の捜査費や報償費 (△58,533千円)
- 住民基本台帳ネットワーク関連予算 (△662,302千円)
- 国民保護法制にもとづく計画策定 (△1,000千円)
- 全国育樹祭 (△114,976千円)
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組み替え予算のフレーム
一般会計(単位:千円)
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項目 |
額 |
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額 |
県債 |
額 |
歳出の減額 |
101 項目 |
△
89,571,429
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捻出される一般財源 |
9,942,141
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県債の削減額 |
△52,901,600
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歳出の増額 |
26項目 |
9,942,141
|
必要となる一般財源 |
9,942,141
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県債の発行額 |
0
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差し引き |
|
△
79,629,288
|
|
0
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増減額 |
△52,901,600
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※生み出された財源内訳:一般財源80億5714万円、宝くじ益金18億8500万円)
特別会計(単位:千円)
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項目 |
額 |
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額 |
県債 |
額 |
歳出の減額 |
5項目 |
△13,526,748
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捻出される一般財源 |
△26,748
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県債の削減額 |
△3,000,000
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歳出の増額 |
1項目 |
500,000 |
必要となる一般財源 |
0 |
県債の発行額 |
0 |
差し引き |
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△13,026,748 |
|
△26,748 |
増減額 |
△3,000,000 |
病院事業会計(企業会計)(単位:千円)
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項目 |
額 |
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額 |
県債 |
額 |
歳出の減額 |
1項目 |
△288 |
捻出される一般財源 |
0 |
県債の削減額 |
0 |
全体の会計規模
区分 |
予算額 |
増減合計 |
減額の計 |
増額の計 |
編成替え後の予算規模 |
一般会計 |
2兆 938億円 |
△797億円 |
△896億円 |
99億円 |
2兆 141億円 |
特別会計 |
1兆1781億円 |
△130億円 |
△135億円 |
5億円 |
1兆1651億円 |
企業会計 |
1860億円 |
0円 |
※△288千円 |
※288千円 |
1860億円 |
合 計 |
3兆4579億円 |
△927億円 |
△1031億円 |
104億円 |
3兆3652億円 |
ムダや不要不急の公共投資を削り、福祉・医療、教育、くらしにまわし、あわせて借金を大幅に減らし、財政の健全化はかるため新年度予算の組み替えを求める。
■より詳しい資料
- 組み替え案の具体的内容(テキストファイル13KB)>>ここを右クリックでダウンロードできます。
- 歳入・歳出の増減一覧表(エクセルファイル83KB)>>ここを右クリックでダウンロードできます。
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