後期高齢者医療 保険料は年平均81400円
広域連合事務局が、懇話会で条例案と平均保険料など示す
八日開かれた第三回目兵庫県後期高齢者医療制懇話会で、兵庫県後期高齢者医療広域連合事務局は、十一中に開かれる同広域連合議会に提案する保険料率などを定める条例案や、平均保険料などが示されました。 注目された一人あたりの平均の保険料は、年額八万千四百円、月額六千七百八十三円。内訳は、均等割額が四万三千九百二十四円、所得割率は八・〇七%となっています。この数字は、あくまで平均で、個別の保険料は、所得などに応じて決まります。 国が試算例示していた厚生年金の平均的な受給者(年金受給二〇八万円)の保険料は、月六千二百円ですが、兵庫県では同じ場合、月七千三百円五十八円になると事務局が説明。事務などの諸費用分に加え、兵庫県の医療費と所得が全国平均よりも高いため、国試算より高くなっていると述べました。 これまで七十五歳以上は禁止されていた、保険料滞納者からの保険証取り上げ(資格証明書の発行)について、事務局は、「運用は機械的にしないが、法律できまっている。市町の窓口で個々に減免相談などをする」と答えました。 日本共産党や民主勢力は、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める署名や、保険料を低く抑え資格証明書を発行するな、と広域連合に求める署名など、運動をすすめています。
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