石造りアーチ水路橋・「平木橋」は現地での保存を
一日、日本共産党兵庫県会議員団は、加古川市長にたいし、石造りアーチ水路橋・「平木橋」問題の申入れを行いました。これは、二十九日の兵庫県知事への申入れにつづくもので、東播磨南北自動車道と側道(市道)の建設に伴い、解体・移設でなく、「現地での保存」を強く求めました。 平木橋は、神戸市・北区や三木から約三十キロに及ぶ水路をひいた淡山疏水の末端に位置し、その下には、江戸時代に水を引いた溝や、明治時代のサイホン(噴水管)工法による管も現存しており、重層的な歴史的意味がある場所。しかも、東播磨のいなみ野台地で、雨が少ないなかでも、農民がいかに苦労して現在の水田と数多くのため池をつくってきたかがわかる貴重な歴史的文化遺産です。県議団は、「現地で保存してこそ、その価値と歴史を後世に伝えることができる」と訴えました。 兵庫県は、この秋にも近隣のため池の公園整備とあわせて、移設をすすめようとしており、「道路の計画変更はむずかしい」「地元の要望でもある」と移設計画に固執しています。加古川市長は「『現地での保存を』という気持ちは理解できる」と述べました。 申入れには、新町美千代、星原幸代、杉本ちさと各県議が参加。山川博、広瀬弘子加古川市議が同席しました。
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