年金問題の早期解決など、県民からの請願採択を

ねりき恵子県議（291県議会、請願討論）

兵庫県議会で、29日、日本共産党のねりき恵子議員が請願討論を行いました。
「消えた年金問題」の解決のため納付記録の送付を求める請願について、国の責任ですべての年金保険料納付記録を送付することが最も効果的だと指摘。国会答弁で厚生労働大臣も年金履歴の送付を明言したとのべ、一刻も早い実施のため請願を採択し国に意見書を提出すべきだと主張しました。
自民・民主・公明などの各会派は、請願者に「趣旨には賛同する」などとのべていながら、採択に反対し、請願は不採択となりました。

ねりき議員は、ほかに、こども医療費の完全無料化を求める請願、福祉分野の人材確保を求める請願、義務教育国庫負担の堅持・充実を求める請願などの採択を主張。
こども医療費の請願には、自民・民主・公明・県民クラブ・みどりの風の各会派が反対。福祉人材確保の請願には、4名の無所属議員全員を含め日本共産党以外のすべての議員が反対しました。

一方、この日、年金記録問題解決を求める意見書が全会一致で採択されました。これは各会派間で文案を調整して出されたもので、日本共産党は年金記録の送付を盛り込むよう主張。要求項目に「年金に関する情報を迅速かつ正確に提供し、国民の不安の解消を図ること」と記すことで一致しました。