国立病院で懇談(姫路)
医師不足で分娩中止も
日本共産党の堀内照文兵庫国政委員長と杉本ちさと県議は8日、姫路市の国立病院機構姫路医療センターの松山榮一院長、川端義雄事務部長と医師不足問題について懇談しました。
松山院長らは、同病院では年間約400例のお産があったが、3人だった産科医体制が昨年秋に2人へ、この4月からは1人になってしまい、「分娩を中止せざるを得なくなった」と深刻な実態をのべました。ほかにも、西播地域では整形外科なども少なくなっており、救急の輪番体制が成り立たなくなっている問題も指摘しました。
堀内兵庫国政委員長らが医師不足打開の党の提案を紹介すると、院長らは“勤務医の勤務状況の改善”に大きくうなずき、「国立病院は処遇が悪い。宿日直以外の拘束料が日にたったの1,690円。政府が、診療時間以外は勤務とみなさないためで、小池(晃・参院議員)さんが国会で質問をされていた通りです」「この政府の考え方を改めてもらわないと、政府自身が医師の絶対数が不足しているとの認識に立てない」などの意見も出されました。 |