国保引き下げ、こども医療費助成を中3まで
290回 代表質問(筒井もとじ県議)
20日、兵庫県議会で筒井基二県議が二十年におよぶ県議生活最後の代表質問にたち、知事などをただしました。 筒井県議は、神戸市で2倍近くにあがっている国保料の引き下げや、但馬地域をはじめ医師不足問題で「命綱の公立病院守れ」と広がっている住民の声を取り上げ、県民の命とくらしを守るために県支援の強化を強く迫りました。 こどもの医療費助成についても、小学校三年生までの拡大にとどまるのでなく、「中学校卒業まで無料」「所得制限なくす」等のさらなる拡充を求め、松下プラズマへの百七十五億円に及ぶ補助金や神戸空港・但馬空港などの不要不急の公共事業を見直せば財源はあることを示して、実現を求めました。 また、学校ランキングで小中学校の序列・競争を激化させる「全国学力テスト」を中止させ、むしろ少人数学級を全学年にひろげるなどの条件整備こそ進めるべきことを提案しました。 さらに、「最後の一人まで救済を」と被災者によりそって議員活動をつづけてきた立場から、県の被災者支援の機械的な冷たい打ち切りをやめ、来年にひかえた被災者生活再建支援法の二度目の見直しへの働きかけを求め、市民運動や政治活動にまで規制が及ぶ危険性が指摘されている拡声機規制条例の改悪の撤回を求めました。 井戸敏三県知事は、高齢者支援を拒否し、企業優遇補助金を合理化。医師は全国的には足りているとして、「元気ひょうご」の言葉を繰り返しました。
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