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2006年11月17日

県昆虫館(佐用町)を廃止せず充実を

つづき研二県議(17日、文教常任委員会)

クリックで大きな写真を表示 兵庫県佐用町にある兵庫県昆虫館の予算を今年度で打ち切ろうとしている事について、十七日の県議会文教常任委員会で日本共産党のつづき研二県議が取り上げました。
 つづき議員は、本来、社会教育施設や「人と自然の博物館」の分館として位置付けるべきものが、県教委の体育保健課が所管し、長く町に任してきたため、この昆虫館が先進的な取り組みを先駆的に行ってきている事を県教委が理解してこなかったことを指摘。全国の昆虫館では、受身で観察する旧来の形から、利用者が自然そのものに働きかけて能動的体験で学んでいく方向に大きく発展しているが、以前からこの昆虫館が、千種川流域の自然を生かして先駆的にその取り組みをしてきた事を示し、「人と自然の博物館」の分館にするとか、財政力と人材のある県教委が所管していく事を求めました。また、他県の先進例を調査する事を求めました。
 野田哲也社会教育課長は、「ご指摘の点も踏まえて市町との役割分担も含めながら検討したい。」と答弁。山内康弘県教委次長は、県は、行革として五年で打ち切ると決めてきて、その期限になっているが「最近、もう一年猶予が欲しいと町から申し出があった。町でお願いするか、県でもう一年やるのか、最終判断をしたい。その判断をやった後、委員指摘の様になるかどうか。まず、前段を整理しなければならない」と答弁しました。

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