海外議員派遣の再検討を主張
つづき研二県議(20日、議会運営委員会)
20日に開かれた兵庫県議会運営委員会で日本共産党の、つづき研二県議は、議員派遣についての再検討を求めました。 11月3日から八日にわたる西オーストリア州友好訪問団(8名=自民5名、民主・社民2名、21世紀クラブ1名)の議員派遣の報告が議長からなされましたが、つづき議員は、議員派遣の見直しを求めました。 つづき議員は、行程表では、11月4日はワイン工場の視察、7日はキリンビールの工場の見学となっている。神戸のワイン生産は苦況だが、このワイン工場は家族経営であり、疑問を感じる。このようなワイン工場やキリンビールの見学が、県議会として海外にまで議員派遣すべき対象か。友好都市との交流は否定しないし、必要性を認めるが、今回の議員派遣は友好都市との交流の公式行事に限定すべきだ。 二点目は、人数についても制限が設けられていないが、友好都市との交流としては各会派代表に限るようにすべきだ。 三点目は、議員派遣の金額的制限は、4年間で1人あたり120万円ということだが、これは1ドル360円時代の金額そのままだ。今は、今日の新聞でも1ドル118円という時代だ。為替レートで言えば3分の1にまで減額の見直しをすべきだ。今回の派遣は1人あたり65万円近いと聞く。6日間で65万円というのは相当高額だ。上限額の見直しをすべきだ。と、今回の議員派遣の見直しを議長に求めました。
(議会運営委員会への提出資料より)
議員派遣について
平成18年10月20日 地方自治法第100条第12項及び兵庫県議会会議規則第123条第1項ただし書の規定により、議長において次のとおり議員の派遣を決定したので報告します。
○決定日 平成18年10月11日
○目的 本県と西オーストラリア州との友好提携25周年記念事業に出席し、同事業を成功させ、さらなる友好提携の促進を図るとともに、あわせて州議会との意見交換や同州における経済活動調査等を実施し、本県と同州との議会交流、経済交流を促進させ、本県の一層の発展に資することを目的とする。
○場所 オーストラリア (西オーストラリア州、パース、ピール、ロッキングハム)
○期間 平成18年11月3日〜11月8日
○派遣議員名
(自由民主党) 水田 宏 原 亮介 長田 執 藤原昭一 谷口隆司 (ひょうご・県民連合) 加藤康之 井戸まさえ (21世紀クラブ) 永富正彦 |