コミュニティーバス支援の充実、阪神間の養護学校建設を要求、武庫川ダム計画を追及
つづき研二県議の一般質問
21日、兵庫県議会本会議で、日本共産党のつづき研二県議は、地元、西宮の市民運動に関わる一般質問を行いました。 県のコミュニティバス支援助成事業について質問。国の財政支援後の赤字額を県と市町が半々で負担する目的から離れ、13市町の負担が県の助成額の2.7倍になっていることの改善、ノンステップバス購入への助成新設を要求。井戸敏三知事は、県の助成制度改善は、「来年度の当初予算編成で検討」、「路線バス購入助成をコミュニティバスに拡充するように国に求める」と約束しました。 また、阪神間への養護学校の新設については、「最優先課題」として「阪神南部地域」に建設するため、「予算編成の過程で検討」と約束しました。 行政による教育支配が問題になっていますが、つづき議員は、兵庫県では、選抜方式や学区の変更、県民からの請願を教育委員会事務局で処理し、教育委員会の審議・議決対象にせず、合議制教育委員会行政という法の精神を踏みにじっていること、第2次高校改革検討委員会も非公開で進めていることを追及しました。 また、つづき議員は、当面の河川整備計画には「新規ダムを位置づけない」という武庫川流域委員会の画期的な提言の住民への説明は、県ではなく流域委員会が行うこと、県がこれからつくる河川整備計画には、流下能力を上げ、鮎の遡上できる川に戻せる「床止めや潮止め堰の撤去」を入れ、また、武庫川ダム一個分流下能力を低く見積もってダムがいるとしている点の見直しを求めました。県は武庫川ダムに固執する答弁に終始しました。 他に、戦争末期朝鮮人の強制連行によってつくられた甲陽園地下壕群の調査と保存、重症心身障害者への学校教育の本格実施、西宮の三つの自然海浜の保全再生、阪急西宮スタジアム跡地開発問題などを取り上げました。
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