こやの里養護学校 分校確保など緊急に対応を
6日、文教常任委員会(つづき研二県議)
兵庫県では養護学校不足が深刻です。六日に開かれた兵庫県議会文教常任委員会で、日本共産党の、つづき研二県議は、先月の委員会に、こやの里養護学校PTA会長から提出された「阪神地域における県立養護学校新設に関する陳情」について、その後の調査をもとに再度質問しました。 県立こやの里養護学校は現在でも定員の二倍で、運動場のブランコも使うと他の生徒にぶつかり事故になりかねないと縛ったままというほど超過密です。来年はさらに生徒数の増加が見込まれ、父母からは緊急措置としての分校などの要望が上がっています。つづき議員は、「前回、県教委は「学区の変更で対応したい」と答弁し、(こやの里養護学校から)阪神養護学校に一部の子どもを移すということだった。抜本的には養護学校を新設することだが、来年は県有学校施設を使ってでも分校を緊急に確保しなければ間に合わない。」「県立阪神養護学校もいっぱいだ。昨年すでに図書室もつぶし(教室にした)。来年は、高等部入学者は二〜三クラス増えるという。オープンスクールで見学に来た父母も昨年より二〜三割多い。深刻な事態になる。分校などの確保が不可欠だ」と要求しました。 岡野幸弘県教育委員会次長は、「喫緊の課題である。遊休の使用可能な施設がないのか含めて、学区の変更も含め、できることはしっかりとやっていきたい。親御さんの要望にもしっかりと応えていきたい」と分校分室などの必要性を認めました。
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