知事の米艦寄港容認への抗議・撤回の声が広がる
兵庫労連、県原水協、平和委員会、安保破棄実行委員会が抗議文
兵庫労連、県原水協、県平和委員会、安保破棄県実行委員会は22日、米軍艦の姫路港寄港を容認した井戸敏三兵庫県知事にたいし抗議文を提出し、決定の撤回を迫りました。 県知事室を訪れた兵庫労連の津川知久議長や県原水協の梶本修史事務局長ら四人は、県が寄港計画の公表を控えていたのは「テロ対策の関係上」としていたことをとりあげ、「県自身がテロを危惧していながら、寄港了承の記者会見では言及すらしないのはあまりにも無責任」と県側を追及。米艦寄港が三回目となることから、姫路港が日米軍事協力の枠組みに組みこまれる危険性を指摘し、「平和な商業港として姫路港を発展させる責任を放棄するもの」と港湾管理者としての知事の責任を問いました。 また津川氏らは、知事が寄港容認の根拠とした、核搭載の有無についての「適切な確認」がでたらめであることを強調。米側の「回答」には、一回目の寄港時には明記されていた「米国政府の一般方針」が付属文書扱いにされ、「追記」として鴃今後この件は外務省に問い合わせよ鴆と記し、県からの照会に聞く耳をもたないとの態度をしめしています。「これで適切な確認がなされたと強弁するのは、今後も米艦を無条件で受け入れ、県民の安全を危険にさらす最悪の判断だ。いまからでも撤回すべきだ」と強く求めました。 二十四日は、午前八時半から姫路港・飾万津臨界公園で、入港抗議集会がおこなわれます。 ○井戸知事の記者会見⇒http://web.pref.hyogo.jp/chij/seisakukaigi/ka180821.htm
|