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2006年07月21日

南淡路市高校問題

つづき研二県議(18日、文教常任委員会)

 兵庫県淡路島の南淡路市では、市内の二つの高校が来年統廃合されることに先立ち、今年、クラス数が八から七に減らされたことに対して、わずか十日間で、市内の有権者の八割近くの三万四二八六名の反対署名を集め、県教育長や副知事にPTA代表二十数名が、要請する運動が起きています。

 十八日の県議会文教常任委員会で日本共産党の、つづき研二県議は、現地でのPTA代表などとの懇談をふまえ、県教委に再検討を求めました。
 つづき議員は、淡路島が一つの学区になっているが、「島内の四つの普通科高校は、地元からの通学が八十%から九十九%となっており、事実上、地元型高校になっている」在校生の九八%が地元中学卒業生という南淡路市内の二つの高校の定員を減らしたために地元の子供の五割は、地元高校に行けなくなり、「県教委は、行きたい学校に行かしてくれないのか」「地元高校にいけない五割の子どもは、バス代が年間二十万円から三十万円の負担増になり、さらに、地元高校に通う生徒と顔を会わしたくないと、早い時刻に家を出る状況も起きている。教育の機会均等を奪う事態が起きている」と追及。
 また、学事課長の「全島一学区」との答弁に対し、「全島一学区で地元の高校に行くのが前提でないと言いながら、地元の中学生が減ったから、地元の高校の定員を減らす、論理的につながらない」「総合学科の淡路高校が三年生では八%も定員割れを起こしているが、百二十名の定員を切ったら総合学科高校の編制は難しいとの声がある。県教委の目玉の総合学科高校の定員を減らすわけにいかないということが、(普通科高校の)三原高校学級減に影響しているのか」と追及しました。
 答弁にたった高校教育課長は「(総合学科は)三学級で心苦しい思い」と答弁。続いて教育長は、「淡路の南部で減ったので、児童の通学のためにその方がいいと判断した。三原(地域)は洲本高に通いたいという生徒が多い。全員が三原(高)に行くという判断が正しいかどうか。洲本を減らして三原を残せというものでない。淡路総合学科高校が三学科しか持っていない。選びたいことが選べる学級編制が非常にしにくい。魅力がでていない。今後の淡路の総合学科の魅力付けは検討していかなければならない」と答弁。普通科高校減らしのねらいは否定しませんでした。

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