乳幼児医療費の無料化拡充、教育基本法「改正」反対の請願採択を
287県議会 ねりき恵子県議
12日兵庫県議会で、ねりき恵子県議が今回出された請願2件、継続3件に対し請願討論をおこないました。 「乳幼児医療費の無料化を求める請願」は、子育て世代には切実な問題。そのため、県内の18自治体が県制度に上乗せ。 全国では、所得制限のない自治体も23府県あり、対象年齢を中学校まで拡大したところもあると指摘。本県でも実施すべきでと採択を主張しました。 「教育基本法の改悪に反対する請願」については、政府は未だになぜ改定するのかも明らかにしていないこと。 「人格の完成」をめざす教育から憲法9条の改悪とあわせて日本を「戦争できる国」へ変えて、その国策に従う人間を育てることに最大のねらいがあると厳しく批判。 また、全国一斉学力テストの押し付け競争で「勝ち組み」「負け組み」に振り分けるやり方も問題と指摘。 学力世界一のフィンランドは、日本の教育基本法を手本にし、国による教科書検定をなくし、少人数学級、教育費の無償化など平等主義を徹底して高い学力水準をつくりあげていると指摘し請願採択を求めました。 この2件の請願に自民、民主・社民、公明は反対し不採択となりました。 その他、米国産牛肉の輸入再開に反対する請願と18歳選挙権の早期実現については、ともに継続ではなく採択を主張しました。 |