大阪航空局に「きびしい安全指導」求める申入れ
堀内照文氏と伊丹・宝塚・川西市議団
日本共産党兵庫県委員会と練木恵子県議、伊丹・宝塚・川西市議団は19曰、国交省大阪航空局を訪れ、航空機の安全運航に関する申入れを提出し、懇談しました。 要望書は、「今年になっても航空機によるトラブルは依然として続発し、重大な事故につながる恐れがあり見過ごせない、何よりも安全を最優先させる航空各社にあっては、許されない事態だ」と指摘し、「大阪航空局は事故の真相徹底究明し関係自治体に結果を報告し、安全運航に関する航空機各社への厳しい指導と、事故防止対策を実施するように」と求めたものです。 堀内照文と上原秀樹・加柴優美・中村孝之伊丹市議、渡名喜正勝宝塚市議ら7人が参加しました。 大阪航空局飛行場部周辺環境センターの上野徳史所長は「四月二日の日航機事故は調査中、分かれば関係自治体に知らせたい。平成十九年度に向け安全対策委員会を立ち上げ、スタッフも充実し、対策を図る予定。立ち入り検査も行っている」「安全を守るためにも、政府に人員確保の要求を強く出したい」と回答。 懇談の中で大阪航空局の管轄は富山と愛知を結ぶ線以西の西日本全体の広域であること、大型機から個人機にいたるまで多数にも関わらず、検査官が十三名しかいない実態が明らかになりました。 堀内氏らは「この体制では充分な検査が出来ないのではないか。何回も事故を起こしていることに対して、安全対策を優先することを航空行政指導機関として本当に厳しく指導しているのか」と迫りました。 参加者は「規制緩和の中で安全対策が出来るのか。見直しする考えはあるか」「命令、勧告後には定期的に検査をし、問題解決をしているのか。体制的に甘くなっているのではないか」「安全をどう確保するのか、ルールを守らせてチェックをしているのか」と指摘し、「事故のたびに申入れをしている。放っておけない。局長・政府に強く言ってもらいたい」と語りました。 |