予算特別委員会で予算組み替えを提案

　17日、兵庫県議会、予算特別委員会で、日本共産党県会議員団は、6年連続となる予算組み替え提案を行いました。

　新町みちよ県議は、格差社会を拡大する小泉自公政権のもと、県民を守り応援する県政が求められているが、「県の新年度予算は、県民緑税など県民合意のない新たな負担や、福祉医療助成の改悪をそのまま継続するなど、県民負担を一層増やすもの」と批判。

　一方、日本共産党の予算組み替えの内容は、高齢者、障害者、母子などの医療費を無料化するなど改悪前にもどし、「自立支援」法の「応益負担」による障害者の医療費増にたいする県独自支援も盛りこんでいます。

　さらに、乳幼児医療費助成は、一部負担をなくした上に小学校三年生まで拡大し、35人学級を小学校四年生まで拡大するなど、県民の強い要望に応えた組み替えとなっていますが、与党会派の反対で否決されました。

【予算組み替え案の６つの柱】
(1)格差の緩和・「県行革」で切り捨てられる福祉医療を元にもどし充実。
(2)少子化対策の強化、こどもの医療費助成拡充、保育料軽減制度、若者の就職支援。
(3)少人数学級を小４まで、「高校改革」見直し、私立高校の耐震化。
(4)中小企業のつなぎ融資、相談窓口、住宅リフォーム制度、大企業偏重予算の見直し。
(5)森林施策、環境対策、絶滅危惧種対策の強化。
(6)空港・ダム・高速道路など、不要・不急の大型公共事業の見直し。「裏金」「天下り」等問題のある警察予算の削減、住基ネットや国民保護計画などの予算を削減。