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2006年03月10日

松下ブラズマディスプレイへの補助で質問

産業労働委員会審査(新町みちよ県議)

 10日兵庫県議会予算委員での産業労働委員会審査で、新町みちよ議員は、尼崎市に進出する松下ブラズマディスプレイへ3億円を補助する件について質問しました。
 この制度の補助基準は、雇用人数が50人までは、一人あたり60万円。100人を超えると120万円と雇用数が増えると補助金も増える仕組みになっており、大企業に有利になっていると指摘。
 新町議員は、この間補助されたのは、19企業で9億6000万円。
 雇用総数1127名のうち派遣は2名だったとの答弁をうけ、今回補助の対象になる松下ディスプレイは450人の雇用全てが派遣労働となっている事を指摘。
 税金をつかって補助をするのに、県自らが派遣労働を拡大することになる。雇用の条件に「正規雇用」を義務づけるべきと厳しく追及しました。
 立地課長は、もともと企業誘致のための補助金であり、雇用の確保だけではなく、本県経済に大きな効果をもたらすものであり、現在は正規雇用の条件は考えていないと答弁しました。
 新町議員は雇用の多い大企業は、雇用創出の大きな役割をはたすべき。 
 また、労働集約度の高い中小企業の雇用こそ応援すべきと主張しました。

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