高砂市のPCB汚染問題で質問(新町みちよ県議)
9日と14日、兵庫県議会予算特別委員会で、日本共産党の新町美千代県議は、高砂市のPCB汚染問題について質問しました。 30年前、カネカや三菱製紙などの公害により高砂西港がポリ塩化ビフェニール(PCB)で汚染され、大量の汚染ヘドロ(30万トン)が、現在も住宅地の近くに盛り立てられています。 新町県議は、兵庫県が「高砂みなとまちづくり」構想で、この汚染物の上に「公園をつくり、子どもの環境学習などに使う」案を、高砂市とすすめている問題について、「こども達を危険にさらすことにつながる」と批判しました。県当局は「定期点検では問題が出ていない」と答弁しました。 新町県議は、関連したプロジェクトである高砂西港にある県の公共岸壁を7.5メートルに深くする案についても、「以前党が要求した港湾内の底質魚貝類の調査をしておらず、ここでも安全性がなおざりの対応」と追及。現在ほとんど利用されていない上、企業の将来の利用見込みも「不透明」であることを指摘。住民に全面的に情報公開し、安全性が確認されなければ計画をすすめるべきではないと主張しました。 原口和夫県土整備部長は、「安全性の確保方法についても十分調査し、過程についても情報公開してすすめる」と約束しました。 |