JR事故 県立川西北陵高校に「心のケア」のカウンセラー土日も配置を
つづき研二県議が文教常任委員会で質問
十七日に開かれた兵庫県議会文教常任委員会で、JR福知山線列車事故について、県は、公立私立の学校園で保護者の死亡が三十一名、負傷が六十一名、児童・生徒・園児の死亡が二名、負傷が十五名にのぼっていることを報告しました。 日本共産党のつづき議員は、生徒の死亡者二名、負傷者十四名など大きな被害を受けた県立川西北陵高校では、事故にあった生徒たちが切符を買う姿が目に焼きついている生徒など心の傷が深く、学校では元気そうでも家庭では全く違うなど、PTSDの表れ方表れる時期も一人ひとり違い、また、保護者もどう対応していいか苦悩していることを示し、子どもたちや父母がいつでも相談できるように、心のケアのカウンセラーを学校のあいている平日の昼間だけでなく、土日も含めて配置し、学校が地域の安心のよりどころとなるように取り組むことを求めました。また、私立に対しては、県からは「心のケアセンター」紹介にとどまっていることを批判し、県からカウンセラーの配置支援を求めました。 県教育長と高校教育課長は、川西北陵高については、近くPTA総会でカウンセラーによる説明会を開くことを明らかにするとともに、休日配置について「学校の要望も聞き、柔軟な形で対応したい。」「生徒、カウンセラーの意見を聞いてできるだけのことはする。」とこたえました。また、県教育・情報局長は、私学支援について「学校の方が望んでいたら何らかの手当てを検討したい」と答弁しました。
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