JR事故 高校同級生の友人失い、涙ぐむ日々
16人死傷の川西北陵高校の同級生宅を訪問
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、川西市の県立川西北陵高校の生徒2人が死亡、14人が負傷しました。 つづき研二県議と黒田美智川西市議は11日、事故に遭った生徒の同級生宅を訪ね、父母から子どもたちの様子や要望を聞きました。 16人は全員女子生徒で、遠足で大阪市のユニバーサルスタジオジャパンへ向かう途中でした。現在も4人が入院しており、同校では3人のカウンセラーが生徒の心にケアにあたっています。 亡くなった生徒のクラスメートの母親は、「娘は一本早い電車に乗りましたが、事故に遭った生徒たちが切符を買う姿を見たといいます。受験生なので学校では模試などに追われていますが、家では座ると涙ぐみます。何て声をかけたらいいか…」と声をつまらせて語りました。 元PTA役員の男性(54)も、娘の同級生が犠牲になりました。「事故当日はショックでふせっていましたが、いまは必死で立ち直ろうとがんばっています。一学期中にクラス全員がそろってくれたらいいのですが…。卒業後も高校で子どもたちの相談に乗ってほしい」と話していました。 黒田、つづき両議員は、引き続き住民の不安や要望を聞き、心のケアをはじめ対策の強化を県・市に求めていくことを約束しました。 (12日付け「しんぶん赤旗」より転載) |