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本会議 第286回本会議議案反対討論 筒井もとじ
2006年3月27日

  私は、日本共産党県議団を代表して、第189号議案 平成17年度兵庫県一般会計補正予算(第三号)についての反対討論をおこないます。
  本議案は、年度内執行ができなかったものを繰越するもので、やむをえない事案が含まれていますが、問題点のあるものがあり反対するものであります。

エコハウス事業は再検討を

 まず、健康生活関連のエコハウス整備事業についてですが、これは環境省の補助事業で、地球温暖化問題を県民に身近に体験等してもらう目的で播磨科学公園都市の中に、約九億円をかけて整備しようとするものです。
  小中学生などを中心に年間四万人からの入場を見込んでいるといわれますが、すでに設置された全国の施設では、年間平均人数は1万2000人あまりで、一日数十人の入場者です。のちの運営経費は国の補助金等もなく県の負担となり、また事業の効果も計画のような結果が得られるのかどうか疑問です。また、この事業は国自身が「民間の取組みが進んでいる」として廃止されることになっているものです。現在進捗率6.1%で設計を終えた段階と聞いておりますが、再検討が求められます。

見通しの不透明な楽農生活センターの繰越に反対

 次に、農林水産費の繰越についてです。
  「楽農生活センター施設整備事業」費4億4740万円のうち、2億8150万円が、みどり公社と事業委託先(トーホー株式会社)との調整に時間がかかるなどにより繰越となっています。
  わが党は、県民が農業に親しむために農作業体験や自然とのふれあいを行うことを否定するものではありません。しかし、今年10月にオープン予定のレストランが、当初計画では年間4万人もの利用を見込んでいながら、その計算根拠や採算性などの見通しが明らかになっておらず、初年度は約半年間とはいえ、4000人と十分の一の利用客しか予定出来ていません。指定管理者とは三年間の契約となっていますが、二年目・三年目の事業計画もありません。数億円もの税金を投入して「箱もの」は建設しても、そのあとどのように利用があるのか、採算性はどうかなど全く考えていないこの事業は、繰り越すのではなく、現時点においてもう一度検討し直すべきです。
  また、環境保全型畜産確立対策事業補助費の繰越は、洲本市において酪農協が主体となって、たい肥の処理施設を建設するもので、39戸、500頭の牛のたい肥を処理することになっていますが、たい肥の運搬時間や維持費等を懸念して対象農家の全員の納得が得られておらず、周辺環境等の問題も重なって遅れているものです。農家の負担軽減も含めて検討を求めるものです。
  その他、広域基幹林道建設事業、浜坂・諸寄間の漁港トンネル、香住漁港のルネッサンス事業などは、これまで述べてきたとおりであり、繰り越ししてまで事業を進めるべきでないことを申し添えておきます。

寺畑前川の地下巨大タンク計画の中止を

 次に、建設関連についてです。
  公共事業総合治水対策事業のうち、川西市の寺畑前川の工事は、地下50メートルを掘削していたら砒素が検出されたため、残土処理の方法の検討などのため遅れ、約13億円を繰越すというものです。もともとこの事業は、遊水地など他の安くてすむ方法の検討もないまま、地下にコンクリートの巨大タンクをつくるもので、わが党は反対してきましたが、さらに、砒素を含んだ水や残土の処理に莫大な費用がかかるおそれがあり、今からでも中止すべきであります。
  公共事業公園整備事業のうち、有馬富士公園は、公園内に三田市の施設「人と自然の共生センター」をつくろうとしているもので市との協議に時間がかかったといいますが、県立公園内に、市の施設をつくる必要があるのか、また、すでに同様の施設があるのに「センター」をあらたにつくることに市民から疑問の声が出されており進めるべきではありません。
  公共事業河川総合開発事業のうち、金出地ダム、与布土ダム、但東ダム、みくまりダムは、環境アセスやつけかえ道路などの遅れで繰り越すものですが、治水面でも必要なのはダム建設ではなく河川改修であり、利水面でも現有水源の保全や水需要の見直しが必要であり、中止すべきです。
  緊急街路整備事業のうち、園田西武庫線は大企業所有地内に道路をつくるもので必要がなく、建石線は一体的な計画である阪急甲陽線地下化計画に住民合意がないまま進められているもので認められません。
  なお、災害復旧に関わる繰り越し事業が、多数入っておりますが、県民の安全をはかるうえで処理が早く進むように、人的体制など取組の強化が求められることを改めて指摘しておきます。
  また、県立豊岡総合高等学校耐震補強工事について、当局の説明する繰り越しの理由は、耐震改修の認定の遅れとのことでした。
  しかし、最初の入札は「姫路工業高校耐震補強工事」の談合情報があったとして11月予定を延期して平成16年12月に行ったものの落札業者がなく、平成17年6月に再入札、また不調に終わっています。3回目の入札は今年の1月で、このように一年以上も工事発注ができなかったことが繰り越しの一番大きな原因ではないかということです。ところがこれらの事実の説明がないなど不誠実な対応を厳しく指摘し改善を求めるものです。 以上で反対討論を終わります。

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